お金のセオリー

ものごころついた時から、みじかにあるもの「お金」

おこづかい

お年玉

100円、1000円、10000円

高い 安い

買いもの 貯金

給料 生活費 学費

投資 起業資金

経費 給与

年金 贈与

相続

私たちの人生には、ずっとお金がついてまわります。

何をするにもお金

何をしなくてもお金

お金 お金 お金 ・・・

うーん、これはもう「お金」というものが何なのか

知っておく必要があります。

お金について、考えていきましょう。

なぜお金が生まれたか

お金は、自分が生きていくのに必要なモノやサービスを手に入れやすくするために、生まれました。

生んだのは、国です。

なので、地球上の各国で、様々なお金が存在しています。

ドル、ユーロ、元、円・・・などなど

私たちはお金を使って、モノやサービスを享受し、

反対に、モノやサービス、または労働力を提供して、お金をもらう。

いわゆる「貨幣経済」のなかで、私たちは生きています。

自給自足で生活することはムリなのか。

はい、できません。

物々交換でもムリなのか。

はい、完全にそれだけでも、私たちの生活は成り立ちません。

「お金」があって、私たちは、文化的で健康的で便利な暮らしができているのです。

自給自足はムリ

お金がなくても、自給自足できれば生きていけるんじゃないか。

一度は思ったことがあるでしょう。

しかし

自給自足はムリです。

考えてみてください。

自給自足と聞いて、まず思い浮かべるものは

食べるものでしょう。

ですが

種や苗も 土地も 水も すでに誰かのものです。

それを使わないことには、食べるものは作れません。

さらには

着る服も、住む家も、誰かが作ったものです。

じぶんで作るとしたら、、、葉っぱと木の枝?貝?

いやいや

服も、家も、自分で調達するにはムリがあります。

でも、服も、家もなければ、私たちは健康的な生活を送ることはできません。

そして、自分が生きていくのに必死で、社会貢献 他者貢献 など思いつきもしないでしょう。

私たちは誰かのものをもらいながら、生きています。

物々交換もほぼムリ

自給自足はムリなので、他の人の作ったモノやサービスを手に入れるとします。

他の人のモノやサービスを手に入れるには、自分も同じだけのモノやサービスを差し出します。

いわゆる物々交換です。

しかし

自分が作ったモノやサービスを、いつでも自分のほしいものと交換できるでしょうか。

それも難しいです。

相手にとって、あなたのモノやサービスは、いつでもほしいわけではないのです。

しかも、供給にも限界があります。

そこで生まれたのが貨幣です。

いわゆる、お金です。

相手はいつでもほしく、腐らず、場所も取らず保管できる優れた交換材料です。

お金で払う

私たちは、たいていの場合、何かモノやサービスを提供してもらう時は、お金で払います。

隣人同士のモノのやりとりは、物々交換でできるかもしれませんが、条件があったときのみですし、

国や企業が作るモノやサービスとは、お金でしか交換できません。

必ずしも、交換できるモノやサービスを作らなくてもよくなりました。

しかし、お金を自分で作ることはできません。

硬貨や紙幣を、私たちが作ることは犯罪とされています。

ここで注意です!

お金が手元にあることは大事なことですが、

だからといって

モノやサービスを全く作らずに、お金を払うばかりでは、

私たちは、どんどん弱くなります。

お金によって、私たちはジリ貧になる

自給自足や物々交換をしなくていいので、私たちは、食べもの 着るもの 住むところ に

およそ困ることはありません。

しかし、お金なくしては、この生活をキープすることはできません。

なぜでしょう。

それは、お金を生み出す国が、強制的に、あなたからお金を徴収する「お金の流れ」を作り出したからです。

ある時まで、国は、金(GOLD)での物々交換や、貨幣との交換で、貨幣を流通させましたが、金(GOLD)では総量の限界や、純度の低い粗悪品の蔓延により廃止となり、

ある時から、貨幣のみでの、モノやサービスとの交換とすることとしました。

お金を流通させる最初の1歩として、「国債を発行し、金利を払う」ことを約束しました。

まず、貨幣を製造する日本銀行に国債を発行し、貨幣を手に入れます。

国債は、期日が来たら返済しなければいけませんが、もらった分の金額だけではなく、金利分の金額を払わなければいけません。

その金利分のお金はどこから徴収するのでしょうか。

そう。

企業や国民から、税金として徴収します。

今般、生きていく上で必要なことには、すべて税金がかけられてますよね。

そして、強制参加させられた国民から、お金を徴収するだけでは反発がくるため、

その反発を和らげるため、国からのサービス、いわゆる社会保険や年金保険の制度がつくられています。

しかし、その制度を維持するにもお金が必要なため、

社会保険料、年金保険料として、これらも強制徴収されるようになっています。

ええと、

それでは、国民はどこから、税金や社会保険料などを払うお金を、手に入れるのでしょうか。

そのために、国は仕事を作っています。公共事業や、公務員の仕事です。

そうして、まず、国のために働く人に貨幣がわたります。

その人たちのためにモノやサービスを提供する人や会社が現れ、民間にも貨幣がいきわたります。

銀行からの融資というルートもあります。

そのように、国民に貨幣を流通させ、生活に必要なことをするためには、税金を払う環境を作りました。

税金を払えなければ、住むところを追われます。

そのため、だれもが税金を払うために、いかに隣人からお金をもらえるかを画策する状況となっています。

何もしていなくても、お金を払わなければいけない、ジリ貧状態なのです。

しかし、

自給自足よりも、物々交換よりも、貨幣経済のほうが、

「文化的で健康的で便利な生活」を享受できています。

いかに、隣人からお金をもらえるようにするか。

真剣に考え、取り組む必要があります。

お金をもらう側になる

お金を払うばかりでは、ジリ貧になり、弱い立場になるので、

お金をもらう側になる必要があります。

ちなみに、「給与」もお金をもらえる手段ですが、

「上限が会社に決められている」「税金が最大限に引かれてからのお金で、そこからまた各種税金をはらう」ようになっているので、生かさず殺さずの金額です。

しかも、モノやサービスを作り、お金と交換するという流れを、自分でつくることができません。

労働力や、就労時間に、上限を設けにくいのも難点です。

ベストは

自分からモノやサービスを提供し、相手からお金をもらうのです。

ただ

・モノやサービスを作ること

・それを提供し十分なお金を手に入れること

・それを生涯ずっと行うこと

は、なかなか難しいでしょう。

そのため「給与」を含めて、検討することもよいと思います。

しかし、

自分で作ったモノやサービスで、自分に必要な物が得られるととっても強いです。

自分の資産となるからです。

それではどんなモノやサービスが提供しやすいのでしょうか。

お金をもらえるもの

どんなモノやサービスを作れば、お金と交換してもらいやすいのでしょうか。

<ジャンル×特性×提供>

「ジャンル」「特性」「提供の仕方」を掛け合わせることで、価値があがり、交換してもらいやすくなります。

≪ジャンル≫

  • 衣 食 住
  • 安全 健康
  • 恋愛 コミュニティ
  • 仕事に役立つ
  • 感動させる
  • だれかを応援する

≪特性≫

  • 清潔
  • 美しい
  • 安心
  • 有名
  • 珍しい
  • 優れている
  • 使ったことがある

≪提供≫

  • 目の前の、困っている人に
  • 先に提供する
  • 体験させる
  • 継続している
  • 相手の理想像を作ってあげる

例えば、スーパーの食材売り場では、

試食コーナーがあります。

試食とは

ジャンル「食」

×

特性「安心」

×

提供「体験させる・先に提供する」

です。

ごはんのメニューに悩んでいたら、ついつい、試食したものを買ってしまいますよね。

応援してもらう

モノやサービスの提供とは別に、お金を集める手段として

「応援してもらう」があります。

じぶんが新たなモノやサービスを作るために、または作り続けるために、

お金を先に提供してもらうことです。

  • 株式
  • 融資
  • クラウドファンディング
  • オンラインサロン / ファンクラブ
  • サブスクリプション

応援される側は、

「社会貢献への想い」

「それを実現するための方法」

「その方法を実行するためのモノやサービス」

を示し、応援してもらいます。

欲の種類を知る

ところで、みなさんには「欲」はありますか?

ありますよね。絶対あります!

欲を満たすために、だれかの作ったモノやサービスを求めます。

それを手に入れるためには、お金が必要です。

どんな欲があり、どれだけ満たすために、どのくらい頻繁に、お金を使っていますか?

「マズローの5段階欲求」を踏まえて書き出してみます。

  • 1段階目「睡眠 食 性」    → 毎日欲する
  • 2段階目「安全な暮らし 健康」 → 危険 病気 怪我をした時に欲する
  • 3段階目「人付き合い 恋愛」  → 上の2つが満たされ、孤独を感じる時に欲する
  • 4段階目「承認 所有」     → 人との付き合いが生まれ、不安を感じる時に欲する
  • 5段階目「貢献」        → 上の4つが満たされている時に欲する

できれば、5段階目「貢献」をするのに、お金を使いたいです。

なぜなら「貢献」するために、あなたはモノやサービスをつくり、提供します。

つまり、お金を使うと同時に、お金をもらう側にもなれるからです。

人の欲に、際限はありません。

一生、お金を使っていくでしょう。

周りにはそのためのモノやサービスがあふれています。

お金を使うばかりに、ならないようにしたいです。

お金の先にある、欲しいもの

お金がほしい。お金がほしい。お金がほしい!

ちょっと待ってください!!

ほんとうに欲しいのは、「お金」でしょうか。

ほんとうに欲しいのは、「お金の先にあるもの」ではないでしょうか。

『お金がもらえる』などと、食いつきたくなる話は、たくさんあります。

・パチンコや競馬などのギャンブル

・株やFXなどの投機的売買

「儲かるならやってみたい。」と何度も思っています。

ですが、ちょっと待ってください。

あくまで、欲するべきは、お金ではなく、お金を払ったことより提供されるモノやサービスです。

もしくは、応援により、相手がより社会貢献できるようにすることです。

・外貨や仮想通貨は、それで買えるモノやサービスを買うために、買う。

・不動産は、それで事業をするために買う。

・株は、その企業を応援するために買う。

お金は、使えば減るものなのです。

お金をお金で買うというのは、不自然なのです。

お金は、モノやサービスに換わります。

あなたはそうして換えたモノやサービスを使い、

さらに価値あるモノやサービスを作り、提供するのです。

提供の際に、お金があなたのところに戻ってくるのです。

相手はお金を作れない ~おいしい話 に おいしいは無し~

『おいしい話』に引っかかるな。

「寝てるだけで10万円!」

「100万円儲かる話がある!」

「1000万円が当たる!」

マジで?!

いやいやいやいや

ちょっと冷静になってください。。。

まず、お金を作ることができるのは『国』です。

個人や企業は作れません。

作ることができるのは、モノとサービスです。

なので「お金が手に入ります。」なんて、不自然です。違和感です。

いえ、例えば、求人募集のように、

あなたの労働力と時間が欲しいから「時給1000円」「初任給30万円」

というのはわかります。

また、あなたの作ったモノやサービスに対し「10万円で売ってくれ」というのもわかります。

決して「○○するだけで○○万円あげる。稼げる。当たる」なんて言えないのです。

もしお金を出すなら、それと同等の、いやそれ以上に、

あなたの労働力や、あなたの作ったモノやサービス、

もしくは

あなたの持っているお金をもらいたいと思っているのかもしれません。というか大体そうです。

「100万円あげます。”そのために150万円払ってください。”」

「毎月10万円稼げます。”ただし、あなたの努力次第です。はい、ノウハウ料50万円払いなさい。”」

「1万円当たりました!”口座と個人情報を教えてください。え?振り込むとは言ってないよ?”」

なのです。

最後に

この記事を読んで、みなさまの、お金へのイメージやとらえ方は変わりましたでしょうか。

生まれた時からごく自然にあるお金。

なにするにも必要なお金。

お金によって左右する人生。

けれども簡単に自分の思い通りにならない。

仕事で言われる、「数字がすべて。」

増税。インフレ。

老後資金。

なぜこんなに、どんな話題も、お金にまみれているのか。

お金と向き合わないと、生きていけません。

人生相談、人間関係、社会不適合、仕事術、その他世の中すべての悩みは、貨幣経済に一律に放り込まれたゆえに生じたものです。

いや、逃げられないですよ?

自給自足や物々交換では生きていけません。

この社会で、自分らしく生きていけるように、

お金と向き合い、お金を攻略していきましょう。

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