損したら困る場合は、コツコツと費やした方がいい

思い通りになったらハッピー!思い通りにならなかったらガッカリ・・・

これをリスクがあると言っています。

商談、新事業、株式投資、ギャンブル、ガチャなどなど

世の中にはリスクがたくさんあります。

ほぼリスクではないでしょうか。

ここでは、リスクがあるものへの取り組みかたについて書いていきます。

リスクがあるものへの取り組み方、つまりリスクがあるものにお金や時間を費やすときは、一気に費やすのではなく、少しずつ複数回に分けてコツコツ費やしていきましょう。

なぜなら、心の面で健全だからです。

リスクとは

リスクとは、単に悪いものというのではなく、自分の思い通りにならない結果となる可能性があるというものです。

思い通りにならなかった時、つまり手に入れたいものが手に入らなかった時に、それまで費やしたお金や時間は戻ってきません。

思い通りになった時は、費やしたお金や時間は戻っては来ませんが、そうまでしても欲しかったものを手に入れることができます。

リスクへの対応

思い通りのものを手に入れるためにリスクをとる。

ですが、リスクを減らすことを怠ってはいけません。

より「確実に」「ダメージを減らし」手に入れるために、準備が必要です。

例えば、商談です。

商談は、思い通り「成約」となるか、思い通りにいかず「失注」となるかです。

思い通りになるよう、以下を心がけます。

  • 顧客の業務にメリットを出す提案をする。
  • 製品知識を高め、顧客からの質問に答えられるようにする。
  • 成約前に、製品に触れてもらい、愛着を持ってもらう。
  • 顧客予算にあった価格と使用価値を、見積として作り上げる。
  • 上記を、清潔感とコミュニケーション力をもって、顧客から好感と信頼を獲得する。

これは日ごろの努力として、怠ってはいけないところです。

「果報は寝て待て」と言いますが、あくまで「人事を尽くして天命を待つ」ということです。

これを前提に、思い通りにならない可能性として、

  • 競合が、これ以上の提案をしてきた。
  • 予算を確保できなかった。

などでしょうか。

私の営業目標は、行っているシステム商談が成約できれば達成でき、失注すれば達成できません。

さらにこのシステム商談は、約1年間をかけて取り組みます。

人の手もたくさん借ります。

つまり成約前に、多からずも少なくないコストがかかっています。

何としてでもシステム商談を成約する必要があるのです。

一方、小規模の、1か月単位や1日即日で決まる商談もあります。

では、そちらに注力すればよいのかというと、そういうわけにもいかないのです。

小規模の商談は、いくら積み上げても目標達成には難しい挙句、行動量も多くなります。

目標達成をし、十分な給与をもらう、引いては会社の存続のために、システム商談は取り組んでいく必要があります。

リスクへの対応方法の種類

リスクへの対応方法は、いくつかあります。

リスクマネジメントという、体系化したガイドラインがあります。

区分手段内容
リスクコントロール回避リスクを伴う活動自体を中止し、予想されるリスクを遮断する対策。リターンの放棄を伴う。
損失防止損失発生を未然に防止するための対策。予防措置を講じて発生頻度を減じる。
損失削減事故が発生した際の損失の拡大を防止・軽減し、損失規模を抑えるための対策。
分離・分散リスクの源泉を1か所に集中させず、分離・分散させる対策。
リスクファイナンス移転保険、契約等により損失発生時に第三者から損失補てんを受ける方法。
保有リスク潜在を意識しながら対策を講じず、損失発生時に自己負担する方法。
中小企業庁HP「第2部 中小企業の稼ぐ力 4.リスクマネジメントの必要性」から引用

システム商談を例にすれば、

  • 回避:商談を行わない。
  • 損失防止:商談スキルを磨く。
  • 損失削減:商談に費やす時間や人的コストを抑える。
  • 分離・分散:他のシステム商談を並行して行う。
  • 移転:これは、具体例を考えられません。
  • 保有:これは、具体例を考えられません。

でしょうか。

リスクへ向き合うことは大切です。

リスクへは一気に取り組まない。

リスクがあるものに対して、集中して取り組んだり一気に費やしたりはしない方がいい、というのが私の考えです。

理由は、次の通りです。

もし思い通りにならなかった時に、それに費やした時間やお金は戻ってきません。

その絶望感、虚無感、喪失感たるや、「もう死んでしまおう」、「なぜこんなことをしてしまったんだ」と、頭の中がいっぱいになります。心が乱れに乱れます。

思い通りにならない可能性は、「絶対に」あるのです。

ここで大事なのが、「思い通りにならないことになれること」です。

『思い通りにならないことが当たり前、いちいちくよくよせず、引き続き取り組んでいこう。』

こう思えることが大事だと感じます。

つまり、毎日、または毎回に分けて、少しずつ費やし、その結果になれる。

この状態にしていければ、ベストです。

これは、思い通りになった時のことも兼ねています。

一気に突っ込んで、思い通りになった時の万能感はとても気持ちがいいものです。

世の中自分の思い通りに動いている!よし!次も突っ込もう!もっと突っ込もう!

・・・はい、幻想です。

世の中、地動説です。

自分中心には、世の中は回っていません。

たまたまその場所に太陽が当たっただけです。

他は曇りか雨です。突発的に台風もやってきます。

機や流れはあるのかもしれません。

確率の波があるのもわかります。

でもそれは自分が作っているわけではありません。

胴元が必ずいます。様々な係数が絡み合って、偶然当たっているのです。

コントロールできそうですか?

思い通りの結果になるよう少しでも務め、リスクを減らすこと。

一度に費やさず、コツコツと費やすこと。

上手なリスクの取り方をしていきましょう。

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