毎日誰かしらと顔を合わす
「パパー」「だんなちゃん」「イタベアくん」「イタベアさん」「イタベア氏~」「イタちゃん」
毎日毎日、いつでもどこでも、だれかしらと顔を合わし、私は生活しています。
ひとりとなる時は、朝起きてからの10分と寝る前の10分くらいでしょうか。
屁理屈かもしれませんが、夢の中でも誰かしらに会っています。
朝の散歩でも通りすがりの人、ジムに行っても会員の方々がいます。
その方々とは話すわけではありませんが、存在を感じ、目に入り、なにかしらの印象・・・例えば「眼鏡かけているな」「変わった服をきているな」「買い物の荷物が重そうだ」といったものが頭の中をよぎります。
家族や同僚とは、挨拶から始まり、今日の予定や今日起こったことを伝えたり、相談すればアドバイスをもらったり、報告をもらったら次の指示をしたり、様々なコミュニケーションをとっています。
お互い影響を与えながら生活を送っている
よく「人間、1人では生きていけない」「支えあって生きている」と聞きますが、私はまさにその通りだと感じています。
漠然とした言い方ですが、誰かと何かしらの影響をお互いに与えながら、私は日々生活を送っています。
『ひとりの時間がほしい』
皆さんも、よくそのように思うのではないでしょうか。
私も、本当にいつでも誰かが周りにいるので、ひとりの時間がほしいと思っています。
ただし、ずっとひとりでいたいかというと、そうは思いません。
一人暮らしをしてみて思ったこと
例えば、大学生の頃には一人暮らしに憧れており、社会人になって一人暮らしをした時があります。
クラスやサークルの友人が一人暮らしをしているのを見るとなんだか自由に見え、そして自立して生活しているように思え、とてもうらやましかったです。
社会人になって、愛知県に転勤となり、念願の一人暮らしを始めることができました。
最初はうれしかったのですが、たった1年で、誰かと暮らしたいと強く思い始めました。
もう大変なんです。暇なんです。さみしいんです。
食べ物を買わないと空っぽの冷蔵庫
洗濯して干さないと着れない服
自分が動かないと音が鳴らない部屋
朝に目が覚めて、ゴロゴロして、気がついたら夜になっている時間
100%自分の意志で始めないと何も進まないのが一人暮らしです。
もちろん一人暮らしを始めた時は、やりたいことだらけで、買いたいものだらけで、それはそれは楽しかったです。
・・・まあ、1年経ったらひとしきりのイベントも終わり、やりたいこともやり切りました。
ある時には、とりあえず外に出ようと思い、名古屋駅まで電車に乗って向かいました。名古屋駅に降りました。駅の周りをぐるっと歩いて、そのまま電車に乗って家に帰りました。
おお、暇の極地・・・
しかもその時は、いやその時だからこそ、何かやるにしても、それに意味はあるのか?人生の為になるのか?と世の哲学者並みに考えて、虚無感に心を覆われていた時でした。
もう早く結婚したい。
結婚して、生活が激変した
ちょうどその時に今の妻と知り合い、付き合いはじめました。
早くもその年のクリスマスにプロポーズし、ありがたいことにご受託いただきまして、結婚するという運びになりました。一人暮らしを始めてから2年が経とうとしていたころです。
そこからは怒涛の展開でした。
翌年入籍し、
その翌年に上の娘の出産を迎え、
その後すぐに、東京へ転職と引っ越しをし、
上の娘が幼稚園の年中さんになったころに下の娘の出産を迎え、
1人目の娘が小学校に入学
2人目の娘があっというまに幼稚園に入園
そして今・・・と、入籍から9年ほどとなるのですが、毎年毎年、毎月毎月、毎日毎日いろんなことが目白押しでした。
1人でいる時間はなくなりましたが、その分暇を持て余すことがなくなりました。
その間、1人ではできない、いろんな経験ができ、それが仕事への意欲や成果にもつながったりしています。
1人では頭打ちしていた経験や成果が、家族ができたことにより、500%くらい生み出しているのではないかと体感しています。
家族以外にも影響を受けている
、、、と私は家族を例にして言いましたが、みなさんも友人や同僚、人生の尊敬するメンターから、自分だけでは生み出せない経験や成果を得られているのではないでしょうか。
しかし反対に、関わることで50%、それどころかマイナスの経験や成果となってしまう場合も、必ずと言っていいほどあると思います。
妻とケンカして落ち込んだ。家族の用事で仕事が後回しになった。同僚や上司からパワハラを受けて仕事がうまくいかない。事件事故に巻き込まれ人生が思い通りにいかない。
心が乱され、体調を崩し、仕事ができず、お金が稼げない。
この原因は、必ずしも自分にあるなんてことはありません。
私はとげのある言葉や言い方をされるとすぐに心が乱れ、すぐ気力を失います。
高校や大学のアルバイト先、前の職場や今の職場の同僚や上司にも、どうしても苦手な人はいます。
一緒に働いている以上、仕事の依頼や報告はしなければいけないのですが、一言話そうとするだけでも、どう話そうかと悩みに悩み、結局変な伝え方をし、ギクシャクします。
仕事の8割はここに頭を使っているといっても過言ではありません。
本音は一人で仕事をしていたいです。
生活も一人でできていたら、余計な悩みなく過ごせるでしょう。
でも冒頭でお話したように、毎日、毎朝、毎晩、だれかしらと会うことは避けては通れません。
人とかかわることによって、プラスマイナス500%の経験や成果が生まれます。
この「家族/友人と過ごす」のテーマでは、人と上手に過ごせることをお伝えしたいです。
ご紹介したセオリーが、みなさんにプラスの経験や成果を生み出すことができたらと思っています。